先日、2019年6月24日からUber Eatsの配送料が新料金に改定になりました。
勘違いのないように捕捉すると、Uber Eatsを注文するときの配送料ではなく、配達パートナーに支払われる報酬の料金体系が変わったということです。
配達パートナーのみなさんの中でこんなことを思う方はいないでしょうか。
「結局のところ何がどう変わったの?」
「自分の報酬にはどんな影響があるの?」
「配達するとき何を意識すればいいの?」
この記事では、現役配達パートナーであるわたしがイチ配達パートナーとして、今回の料金改定による影響と今後の立ち回りについてご説明します。
現役配達パートナーのご興味がある方はぜひご覧ください。
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配送料改定のおさらい
まずは配送料がどのように改定されたか、改定の前後で比較してみましょう。
下の表の赤い文字の箇所が料金改定された部分です。

配送料金の体系は上の表のように3つのパターンに分類できます。
パターン①は東京・千葉・埼玉エリア、パターン②は神奈川エリア、パターン③はそれ以外のエリアです。
今回の料金改定では、以下のように変更されました。
東京・千葉・埼玉:改定なし
神奈川 :受取料金、受渡料金、サービス手数料
その他 :受取料金、受渡料金、距離料金、サービス手数料
「東京・千葉・埼玉エリア」の配送料はどう変わるか
配送料の改定はありませんの影響はありませんが、ご参考までに距離とブーストごとの配送料の早見表を掲載しておきます。

「神奈川エリア」の配送料はどう変わるか
神奈川エリアの配送料への影響を具体的にみてみましょう。
影響を確認するには、距離とブーストの組み合わせによる早見表を見て比較するのがわかりやすいです。

今回の配送料の改定に伴ってブーストのつけ方がガラっと変わりましたので、単純に同じブースト倍数同士で料金を比較することができません。
そのため、料金改定の前後の表の中で、良くリクエストを受ける距離とブーストの組み合わせの部分のセルに色をつけました。
黄色部分:自転車配達をイメージした1件あたりの配送料金
青色部分:バイク配達をイメージした1件あたりの配送料金
ここで注目していただきたいのは、以下の点です。
- 黄色部分は、料金改定後の方が配送料金が高くなっている
- 青色部分は、料金改定後の方が配送料金が高くなっていることです。
つまり、言い換えると今回の改定によってどのような影響があるかというとポイントは以下のようになります。
- 配送距離が4㎞未満だと料金改定後の方が報酬が高い
- 配達距離が4㎞以上になると料金改定後の方が報酬が安い
- 今回の改定はバイクより自転車にとって有利
ちなみに、自分が過去に配達した距離の週ごとの平均は、以下の記事で紹介しているアプリで確認できます。(自転車@神奈川のわたしは平均2.3㎞くらい)
▼ウーバードライバー管理アプリを使って統計情報を活用しよう!をご覧ください。
「愛知・京都・大阪・神戸・福岡」の配送料はどう変わるか
愛知・京都・大阪・神戸・福岡エリアについても同じように、距離とブーストごとの配送料の早見表を掲載します。
ただし、私は神奈川エリア登録であるため配送料改定の前後でどのようにブーストが変わったか把握できておりませんので、あまり細かい検討はできません。
しかし、距離が長くなると改定後の方が配送料が低くなるというのは神奈川エリアと同じ傾向なので、やはりバイクより自転車有利の改定になったのではないかと思います。


まとめと今後の立ち回りについて
今回の改定により配送距離が短いリクエストが有利になりましたので、配達時の今後の立ち回りについても少し変える必要があるかもしれません。
簡単に言うと以前よりもさらに「長距離配送のリクエストを避けて、短距離の配送リクエストを受けたほうがよい」ということになります。
- 今回の配送料改定は、東京・千葉・埼玉には影響ない
- 長い距離(神奈川は4㎞以上)の配送料金が低くなった
- 短い距離(神奈川は4㎞以上)の配送料金が高くなった
- 短距離の配達を受けるためにマクドナルドなどの多店舗展開・低単価のチェーン店のリクエストを受けるのがよい