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配達のコツ

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達のコツ!本場米国の研究論文から学ぼう

Uber Eatsの配達パートナーのみなさんは、日々の配達業務で自分なりに工夫しながら少しでも効率良く配達をして、収入をアップできるよう頑張っているのではないでしょうか。

今回の記事では、そんな配達パートナーの配達収入をアップするためのヒントを本場アメリカの研究論文から抽出して解説します。

収入アップにご興味のある配達パートナーの方はご覧ください。

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題材にした研究論文とこの記事のゴール

ウーバーはアメリカ合衆国の企業であるウーバー・テクノロジーズ社が運営する、自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリ、またはその仕組み自体のことを指します。

ウーバーアプリは「タクシーの乗客とドライバーマッチング」をしているので、そこには膨大な量の乗客・ドライバー・乗車記録データが蓄積しており、データは様々な分野で研究に活かされています。

今回の記事では、その研究のひとつである「ウーバードライバーにおける男女の収入格差」に関する研究論文を題材としています。

この論文では、まずウーバードライバーの男女の収入の格差を明らかにしており、次にその原因について考察がなされています。

そこで得られた知見をUber Eatsの配達業務に当てはめて、配達業務の効率アップの答えを得るというのが今回の記事のゴールです。

なお、論文には著作権の問題がありますので論文自体の要約や大規模な引用は載せることはできません。

あくまで当ブログの管理者本人の解釈によりUber Eatsならどうだろうかと考えるものですのであらかじめご了承ください。

実は7%も違う!Uberの男女の収入格差を生む3つの要素!

データによるとウーバードライバーの男女の時間当たりの収入格差は7%ありました。

この7%の差はどのような要素によるものでしょうか。

論文では以下の3つの要素で完全に説明できると結論付けています。

カッコ内の数字はその要素で説明できる格差の割合です。

ドライバーの男女の収益格差を生む3つの要素
  • 仕事をする場所と時間帯の違いによる収入格差(全体格差の20%)
  • 仕事の経験による学習効果の違いによる収入格差(全体格差の30%)
  • 運転速度の違いによる収入格差(全体格差の50%)

仕事をする場所と時間帯の違いによる収入格差

論文では以下のように言っています。

  • ウーバーのドライバーが「いつ」「どこで」仕事をするのかが男女の収益格差に影響してる
  • それによって格差全体のうち約20%を説明できる
  • ドライバーは自分が住んでいるエリアの近くで働く傾向がある
  • 男性と女性は住んでいるエリアの傾向に差があり、男性の方がより人口が密集しているエリアに住んでいる(そういったエリアは酒の販売店があり酔っ払い客が多かったり、治安が比較的悪かったりする)
  • 男性は深夜に働く率が高く、女性は土日の午後に働く率が高い
  • 上記のような働く場所と時間の傾向に差があるので、男性ドライバーの方が需要が多いエリアと時間帯で働くことになり、結果として収入に差が生まれる

このように、「いつ」「どこで」稼働するかがドライバーとしての収入に影響します。

これをUber Eatsにあてはめて考えてみます。

ウーバーのタクシーの需要のある時間とUber Eatsの需要のある時間帯は違いますし、日本とアメリカでは場所も違いますので、もう少し普遍的な内容として読み取ると以下のようなことが言えると思います。

【場所について】

  • どの都市を選ぶかというマクロな視点では、東京エリアで稼働するのがよい
  • もう少しミクロな視点で考えると、そのエリア内で最も需要がある地区で稼働するのがよい
  • 需要の多い地区に配達パートナーが多く集まっているとしても、需要の少ないエリアに行くべきでない
  • 配達後にリクエストが続かなければ、もとの需要の多いエリアに急いで戻るのがよい
  • 配達に有利なエリアの近くに引っ越す(配達に有利なエリアから遠くに住んでいるとそれだけで不利になる)

【時間について】

  • 他の配達パートナーが避けるであろう時間帯に配達をする(肉体的につらい夏の暑い時期、冬の寒い時期、雨が降っている時期)

配達パートナーにとっては当たり前のことばかりですが、本気でUber Eatsで稼ぎたいと考えるなら誰でも手っ取り早く収入アップできる方法だと思います。

学習効果の違いによる収入格差

ウーバーのドライバーは、ウーバーテクノロジー社が定めたルールに従って仕事をする必要があり、どのように立ち振る舞うかによって、結果としての収入も大きく変わってきます。

従って、全てのドライバーは日々経験を蓄積することによって、どうすれば効率的な仕事をしてより多くの乗客を獲得できるかについて学んでいくことになります。

学習する要素は、ウーバーアプリの使い方を学ぶところから始まり、タクシーの料金体系、サージ(ブースト)やクエストによる追加報酬の仕組み、リクエストの拒否やキャンセルの仕組み、道路の混雑状況などすべてに関することです。

その学習による差が男女の収入格差を生んでいるというのが論文の結論です。

  • ウーバーのドライバーは経験を積むことで学習してより多くの乗客を獲得できるようになる
  • これは男女の学習能力の差があることを示しているのではない
  • 男性ドライバーの方が週あたりの稼働時間が多く長くドライバーを続ける傾向があるため、男性の方が経験を蓄積しているドライバーが多いことによって格差がうまれている
  • これにより格差全体の30%くらいを説明できる

経験を積むとドライバーの動きにどのような変化があるかについても論文で触れています。

  • 経験を積むことによって、男女の学習の仕方にほぼ差は無い
  • 2500回乗車業務を経験したドライバーは、100回のドライバーに比べて14%高い収入を得る
  • 具体的な学習例として「場所」や「戦略的なリクエスト拒否・キャンセル」が見られる
  • 経験を積んだドライバーは経験を積んでいないドライバーに比べて、リクエストの拒否率とキャンセル率が高い

戦略的なリクエスト拒否とキャンセルについては、やりすぎるとマイナス収益になるので、プラス収益になるような「さじ加減」を学習することになります。

Uber Eatsの場合にはどのようにすればよいでしょうか。

  • 2500回くらい経験を積めば多くの配達パートナーは14%くらいは収益増が見込めるので続けること
  • あまりにも遠いレストランからのリクエストを拒否する
  • 車両を駐車しにくかったりピックに時間がかかるビル内のレストランからのリクエストをキャンセルする

この経験による学習が最も多岐に渡る内容でありながら、論文には具体的な改善方法がほとんど書かれていませんでした。

論文が分析しているデータは、あくまでアプリケーションを通して得られたドライバーの動作や選択の結果のみなので、ドライバーがどのように考えて待機場所を選んでいるか、リクエストを受けているかなどはわかりません。

ですので、この経験による学習の部分については今度もう少し具体的に調査してみたいと思います。

運転速度の違いによる収入格差

タクシーの乗車料金は、乗車している「時間」と「距離」によって変動します。

ウーバードライバーの収入も同様に、乗車の時間と距離によって変動します。

タクシーの場合は時間料金が関係するので、限られた条件の場合(例えば乗車リクエストが非常に少ない場合)においては、運転速度をあげると収入が下がる可能性がありますが、それでも多くの場合は運転速度が速い方が収入が増える可能性が高くなります。

論文では以下のように言っています。

  • 男女のドライバーの運転速度には2.2%の差があり男女の収入格差を生んでいる
  • これにより格差全体の50%を説明できる
  • 男性の方がリスクを選好する傾向がある(インセンティブの有無に関係なく)
  • 経験を積んだドライバーほど運転速度が遅くなる傾向がある
  • これは、ドライバーが学習して需要が多いエリアで稼働するようになった結果として、渋滞が多いエリアにいるため運転速度が遅くなることによる

それではUber Eatsの場合にどうなるか考えてみましょう。

Uber Eatsの報酬は、配達に要する時間は関係なく、配達する距離によってのみ変動します。

従って、配達するときの運転速度はウーバードライバーよりもUber Eatsの方がより重要な要素だろうと考えられます。

  • 自転車ではなくバイクで配達する(配車の傾向が変わるにしてもバイクが有利)
  • 自転車ならば脚力を鍛えて配達するときの運転速度を上げる
  • 待機場所に戻るときの運転速度も上げる
  • 信号の少ない道を選ぶことで運転速度を上げる
  • 配達にかかる一連の動作を効率化する

配達速度に関しては、配達に関するすべての動作ひとつひとつについて無駄な動作が無いか効率化できることがないかを見直すことでもう少し具体的に対策を立てることができそうなので再考の余地がありそうです。

まとめ

ウーバードライバーの男女の収入格差に関する研究論文から得られた知見をもとに、Uber Eatsの配達収入をアップするヒントを考えてみましたが、いかがだったでしょうか。

今回の研究論文から得られたことは、当たり前なことと感じたかもしれませんし、あるいは抽象的な内容だったためUber Eatsの配達に役立つことがなかったと感じたかもしれません。

ですが、Uber Eatsで配達収入をアップするための具体的な工夫をするうえで、重要な方向性を示していると言えるのではないでしょうか。

つまり、あなたがウーバーの配達を効率化したいと考えたときに、配達のエリアに関する工夫・時間帯に関する工夫・経験から得られた知見による工夫・配達速度を速める(早める)工夫というように、きちんと根拠に基づいてて改善策の整理をしやすくなるのではないでしょうか。

配達パートナーのツイッターを見ていると何ら根拠の無い感覚や情報に頼って、その日の行動を決めている方が多いように見えます。

根拠のある改善策を考えることは当たり前のようであっても、実際にきっちりできているひとは少ないのではないでしょうか。

今度は、根拠があって誰もが実践できるような、もっと具体的な収入アップのコツを調査して書いてみたいと思います。

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