2020年、コロナウィルスの影響などもあって、フードデリバリーの需要が高まると同時に、配達の仕事を始めたいと考えるひとも多いのではないでしょうか。
そんなときに有力な候補になるのが、「シフトがない自由な働き方」「成果に応じた報酬」が魅力の、Uber Eats(ウーバーイーツ)とmenu(メニュー)です。
ですが、Uber Eatsとmenuは似たようなサービスなので
- Uber Eatsとmenu(メニュー)の配達報酬はどう違うの?
- いまから配達を始めるならどちらがいいの?
といった疑問があるのではないでしょうか。
本記事では、Uber Eatsとmenuという2大フードデリバリーの配達報酬の仕組みやアプリ・サポートの質の違いなどについて比較してご説明します。
本記事で解決できるお悩み
- フードデリバリーで配達の仕事をしたい
- Uber Eatsとmenuの配達報酬の違いが知りたい
タップできる目次
まずは、報酬の仕組みについてザックリご説明しましょう。
Uber Eatsもmenuも配達報酬の基本的な仕組みは同じです。
下の図をご覧ください。
【配達報酬の仕組み】

配達報酬は、「基本報酬」から「サービス手数料」を引いた金額に、「インセンティブ」を足した金額になります。
基本報酬とサービス手数料は、配達1件毎に決まりますが、インセンティブは配達の件数に応じたボーナスなどもあるため、1件毎に決まるとは限りません。
それぞれの用語の意味について、補足説明します。
基本報酬
基本報酬は、配達1件ごとに決められた「回数報酬」と、配達した距離に応じた「距離報酬」によって決まります。
回数報酬は、料理の「受け取り1回」と「受け渡し1回」に対してもらえる報酬です。
距離報酬は、料理を受け取ったり配達したときにもらえる報酬です。
サービス手数料
サービス手数料とは、配達システムの利用料として運営会社に支払う費用です。
Uber Eatsで配達する場合はUber Eatsの運営会社に、menuで配達する場合はmenuの運営会社に支払います。
配達クルーにとっては、サービス手数料は少ないほうが良いです。
インセンティブ
インセンティブとは、配達実績に応じて得られる追加報酬です。
Uber Eatsなら、ブースト・クエスト・ピークといったインセンティブがあります。
menuなら、ランクボーナス・レベルアップインセンティブの2つがあります。
さっそくですが、Uber Eatsとmenuの配達報酬の仕組みやアプリ・サポートの質について、結論から先にお伝えしましょう。
Uber Eatsとmenuの報酬やアプリの質などを比較したものを表にしました。
各項目を比較して、優れている方にオレンジ色のラインを入れています。
→この表は横にスライドできます
menu(メニュー) | Uber Eats | |
基本報酬 | ||
1.回数報酬 | 260円 | 390円 |
2.距離報酬 | 距離x距離x20円 | 距離x60円 |
サービス手数料 | 0% | 10% |
インセンティブ | ランクアップ、レベルアップ | クエスト、ピーク |
お友達紹介報酬 | 合計2万円 | 0円 |
報酬の受け取り | 即時引き出し可 | 週末締め、翌週払い |
アプリの品質 | 良い | 悪い |
サポートの対応 | 良い | 悪い |
ご覧いただければわかりますが、ほとんどの項目でmenu(メニュー)のほうが優れているという結果になりました。
menuは絶賛拡大中のため大々的なキャンペーンをやっていることもあります。
しかし、現役配達クルーの目から公平に見ても、menuのほうが配達パートナーに対して良いサービスであるといえます。
その理由を次にまとめました。
Uber Eatsとmenuの2つのサービスについて、報酬やアプリの質を比較してみてわかったポイントを以下にまとめました。
- 報酬(基本報酬からサービス手数料を引いたもの)には差はない
- menuは、基本報酬が最低でも1.2倍になるインセンティブがつくので、Uber Eatsより楽に稼げる
- menuは、お友達紹介キャンペーンで2.5万円もらえるので超お得
- アプリの質・サポートの質ともにmenuのほうが良いので、ストレスなく働きたいならmenuがおすすめ
- ただし、menuのサービスエリアは、2020年8月現在、東京と大阪のみである(拡大中)
- 両方のエリアで配達できるなら、両方登録しておいてもよい
さっそく配達クルーに登録する場合は、以下のリンクからどうぞ。
Uber Eatsとmenuの違いについて、比較した項目ごとに詳しくご説明します。
基本報酬【引き分け】
基本報酬は、menu・Uberともに「配達1回ごとの固定報酬+距離に応じた変動報酬」になっていますが、計算方法が少し違います。
計算方法が違うので、ゴチャゴチャ説明するよりも、具体的な配達と報酬の例を見たほうが分かりやすいでしょう。
下の表では、お店までの距離+配達先までの距離として記載していて、お店までの距離はすべて1kmと仮定して計算しています。
【距離に応じた報酬の計算例】
→この表は右にスライドできます
距離 | 回数報酬 | 距離報酬 | 基本報酬 |
menu | |||
1km+2km | 260円 | 180円 | 440円 |
1km+3km | 260円 | 320円 | 580円 |
1km+4km | 260円 | 500円 | 760円 |
1km+5km | 260円 | 720円 | 980円 |
Uber Eats | |||
1km+2km | 390円 | 120円 | 510円 |
1km+3km | 390円 | 180円 | 570円 |
1km+4km | 390円 | 240円 | 630円 |
1km+5km | 390円 | 300円 | 690円 |
menuは、お店に料理を取りに行くまでの距離も報酬になるうえに、距離が長くなればなるほど、配達料金が高くなります。
よって、配達距離が3kmくらいになるとmenuのほうが報酬が高くなり、さらに距離が長くなると、報酬はどんどん高くなります。
menuの配達報酬は、距離の2乗に比例するので、「距離が長くなるほどもうかる」仕組みになっている。
その逆に、Uber Eatsは「距離が長くなるほど配達パートナーが損をする」仕組みになっている。
サービス手数料は、システムの利用料として運営側に引かれる手数料です。
Uber Eatsは10%ですが、menuは0%です。
さきほどの報酬の表を使って、サービス手数料を引いた後の金額を見てみましょう。
【距離に応じた報酬の計算例】
→この表は右にスライドできます
基本報酬 | サービス手数料 | 実際の報酬 | |
menu | |||
1km+2km | 440円 | 0円 | 440円 |
1km+3km | 580円 | 0円 | 580円 |
1km+4km | 760円 | 0円 | 760円 |
1km+5km | 980円 | 0円 | 980円 |
Uber Eats | |||
1km+2km | 510円 | 51円 | 459円 |
1km+3km | 570円 | 57円 | 513円 |
1km+4km | 630円 | 63円 | 567円 |
1km+5km | 690円 | 69円 | 621円 |
距離が長くなると、Uber Eatsはまったく儲けにならないですが、menuは逆に基本報酬がまるっともらえるので嬉しいですね。
- 距離が長い配達になると、Uber Eatsよりもmenuのほうが貰える報酬が圧倒的に高くなる
- menuのほうが、配達パートナーの労力に見合った「合理的な報酬設定」になっている
インセンティブについては、それぞれのサービスごとに特徴があって説明しきれませんので、本記事では特徴の違いについてだけご説明します。
menuとUber Eatsで違うのは、「配達を頑張ったぶんだけ報酬として反映されるかどうか」という点です。
menuは、配達を頑張ったぶんだけ報われる仕組みになっている。
menuは頑張ったぶんだけ報酬に反映される【経験値】
menuのほうが頑張ったぶんだけ確実に報酬に反映されます。その仕組みを実現しているのが「経験値」という考え方です。
経験値は、1回の配達ごとに付与されるもので、ドラクエの経験値をイメージしていただければピッタリです。

下にあげた2つのインセンティブは、経験値が多いほど報酬が増えるしくみになっています。
このことから、menuは頑張ったぶんだけ報酬に反映される仕組みであるといえます。
menuのレベルアップインセンティブ
配達をこなして経験値が溜まるとレベルアップします。そのときにもらえるボーナスが、「レベルアップインセンティブ」です。
下の画像は、レベルアップインセンティブの報酬表です。

Uber Eatsのインセンティブである「クエスト」によく似ていますが、menuのレベルアップインセンティブには期限がないのが特徴です
Uber Eatsが問題視されている点のひとつに、時間制限のあるクエストのせいで配達パートナーが急いで配達をしなければならないことがあります。
menuの場合は、経験値が累積すれば、いずれレベルアップします。急いで配達する必要がないわけです。
menuのランクアップボーナス
ランクアップボーナスは、直近8週間の経験値に応じて、基本報酬が最大2倍になるというボーナスです。
下の画面は、ランクアップボーナスの経験値と倍率の関係を表しています。

たとえば、経験値200のB1ランクならすぐに到達しますので、その場合は、配達報酬が1.1倍になるという計算です。
今後、ランクアップ報酬は予告なく変更になる可能性がありますので、最新の情報をチェックしましょう。
Uber Eatsも当初はお友達紹介キャンペーンがありました。
しかし最近は予算が無いため消滅してしまったので、実質Uber Eatsにはお友達紹介による報酬はありません。
一方のmenuはというと、サービスを拡大するための資金調達にも成功したところなので、これから一気にエリア拡大を計画しているはずです。
そういった思惑もあって、menuのお友達紹介キャンペーンは大盤振る舞いです。
※2020年10月時点
【menuのお友達紹介キャンペーン】
- 紹介したひと :1万円
- 紹介されたひと:1万円
【支払い条件】
- 50日以内に30回の配達を完了
menuは、紹介したひと・紹介されたひとが、平等に1万円ずつもらえるのがいいです。
条件も「50日以内に30回の配達」ということなので、ハードルは低いです。
紹介料は予告なく変更される場合がありますので、最新の情報をチェックしましょう!
Uber Eatsは週末締めの翌週払いです。具体的にいうと、月曜から日曜までの報酬が、翌週のどこかで銀行振込されます。
menuはアプリの出金ボタンにより、最短で当日から銀行振込されます。
あまり当日受け取りが必要なことは少ないかもしれませんが、当日出金ができて困ることはありません。
個人的な感想ですが、配達用アプリやサポートの質はmenuのほうが圧倒的によいです。
Uber Eatsの配達をしていればわかりますが、配達で感じるストレスの多くは、配達アプリのバグやサポートの弱さが原因です。
Uber Eatsのアプリやサポートが弱い理由も明らかです。なぜなら、Uberは全世界で展開しているサービスなので、日本だけの要望にあわせてアプリを改修したりサポート対応することができないからです。
後発サービスのmenuは日本製のアプリなので、配達パートナーが抱えている不満やアプリのバグをすぐに改善することができますし、サポートの質もUber Eatsに比べて良いです。
日本のサービスであるmenuのほうがアプリやサポートの質が良いので、配達をしていてストレスが少ない。
まわりにmenuの配達パートナーの友達がいれば、お友達紹介コードを教えてもらいましょう。
もし周りにいなければ、アカウント登録時に以下のコードをご利用いただければと思います。
アカウント登録したあとでは、お友達コードの申請はできませんのでご注意ください。
いまなら、お友達紹介コードを入力してアカウント登録すれば、50日以内に30回配達をすると、1万円のボーナスがもらえます!
【お友達紹介コード】
NYP436
【配達クルー登録リンク】
▼menuのサービスエリアはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
本記事では、Uber Eatsとmenuの報酬の仕組みについてご説明しました。
全体的に見ると、menuのほうがおすすめといえますが、取り合えず両方に登録しておいてもよいでしょう。
東京と大阪で配達できるひとは、試しにmenuで30回配達してみてはどうでしょうか。配達報酬とお友達紹介ボーナスがゲットできるので超お得です。
- 基本報酬からサービス手数料を引くと、Uber とmenuの報酬は同じくらいになる
- menuは、インセンティブのおかげで基本報酬が最低1.2倍以上になるので、Uber Eatsより楽に稼げる
- menuは、お友達紹介キャンペーンで、紹介したひと・紹介されたひとが、それぞれ1万円ずつもらえるので超お得
- アプリの質・サポートの質ともにmenuのほうが良いので、ストレスなく働きたいならmenu
- ただしmenuのサービスエリアは、2020年10月現在、まだ東京と大阪のみである
- 両方のエリアで配達できるなら、両方登録しておいてもよい
▼menuの配達クルー登録手順はこちら!