Uber Eatsの配達をする場合には、主に自転車か原付バイクを利用して配達することが多いと思います。※それ以外の選択肢もあります
原付バイクはもちろんのこと、自転車も道路交通法に従って運転する必要があることは皆さんご存知のことと思います。
今回の記事では、「交差点での交通ルール」や「信号機の色が変わる仕組み」を理解することで配達業務を効率化することを検討してみたいと思います。
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自転車と原付バイクには2段階右折がある
自転車で交差点を右折するときは基本的には2段階右折する必要があります。
原付バイクの場合には、自動車と同じように小回り右折(道路の中央に寄り交差点の中央付近を徐行しつつ右に曲がる) して良い交差点と、2段階右折しなければならない交差点があります。
まずは、この2段階右折の仕方を確認し、そのあとに配達のルート選択するときに何を考慮すべきかについて考えてみたいと思います。
信号の無い交差点での2段階右折
信号の無い交差点で2段階右折が必要な場合は下図のように右折します。
自転車は道路左側を①そのまま直進し、②右折方向に進行できることが確認できてから進行します。
信号機が無く自動車の交通量も少なければ、それほど面倒ではありませんね。
信号のある交差点での2段階右折
信号のある交差点で2段階右折が必要な場合は下図のように右折します。
自転車は道路左側を①進行方向の信号に従って直進し、②右折方向の信号が青になるのを待って進行します。
この場合、運運が良ければ②のみ赤信号から青信号になるのを待つ必要があり、最悪の場合は①と②の両方で信号待ちをしなければなりません。
信号機がある交差点での2段階右折は配達するうえでかなりの時間のロスが発生します。
配達ルートの選択時の考慮事項
下図の左側に示したように、格子状の道路があってスタート地点からゴール地点までの配達をするときには6通りのルートがあります。
そのうち最も右左折の少ないルートを代表としてピックアップすると、右側のように2つのルートがあります。
ここでルート①とルート②の配達距離は一見同じように見えますが、配達するうえでは右折するルート①ではなく、左折するルート②を選択した方が早くゴールに着く可能性が高いということです。
その理由は、前の項で見たように2段階右折によるタイムロスがあるからです。
信号のタイミングによっては、右折するルートを選択したいということもあるかもしれませんが、その場合は信号のないところで2段階右折するルート③であればタイムロスは少ないと考えられます。
ですが、ルート選定の基本は出来る限り2段階右折をしないように「左折」を優先するのがよさそうです。


信号機のアルゴリズムについて
この記事でいう「信号機のアルゴリズム」とは何のことを言っているのかというと、青信号が再び青信号になるまでのサイクルとか、赤信号と青信号の割合などについてのことです。
サイクル長について
サイクル長というのは、青信号が再び青信号になるまでの1サイクルにかかる時間のことです。
この1サイクルの時間が短すぎると通行できる車両の量が少なすぎて渋滞になりますが、長すぎると無駄な待ち時間が増えることになります。
日中の交通量が多い混雑時には、このサイクル長が長くなるので無駄な待ち時間が発生しやすいです。
一方で、夜間の交通量が少ない時間帯にはサイクル長が短くなるため無駄な待ち時間が減ります。


スプリットについて
スプリットというのは、下図の場合のように交差点での2つの道路の青信号の時間の割合のことです。
「幹線道路のような主道路」と「従道路」が交差するような交差点の場合、通常は主道路のほうが青信号の割合が長くなります。
これが夜間になると、主道路の青信号の時間の割合が増えることが多いのです。
夜間に幹線道路などで車を運転していて、赤信号に全く引っかからなかったという経験をしたことがあるのではないでしょうか。


配達ルート選択時の考慮事項
Uber Eatsで配達するときに考慮することがあるとすれば、日中と夜間で信号機の動作が異なるということです。
日中は幹線道路などの主道路を通って信号待ちをする時間が長くなりがちなので、なるべく信号の無い裏道を通ることが重要です。
一方で、夜間は幹線道路の信号が青で通過出来る可能性が高いので、スピードを出しやすい主道路をルート選択してもよいかと思います。
まとめ
今回は交差点における2段階右折と信号機のアルゴリズムについて調べてみました。
その結果、配達ルートを決めるときに以下の事項を考慮すると良さそうということがわかりました。
- 左折優先のルートを選択する
- 右折する場合は信号機のない交差点を選択する
- 日中は信号機の少ないルートを選択する
- 夜間は幹線道路の青信号のスプリットが増えるので、スピードを出しやすい幹線道路を選択する
早く配達するためにいろいろ研究しつつも、安全に運転するために「常に余裕をもった運転」を心がけることを忘れないようにしたいですね。