フードデリバリーの配達パートナーのなかには、「売り上げの金額」や「配達の件数」を1日の目標に設定しているひとがたくさんます。
しかし、楽に効率的に稼ぐことを目指すなら、これは「やってはいけないNG行動」です。
「え?まじ?」って思ったら読んでみてください!
5分で読み終わります。
本記事では、金額や件数を目標にしてはいけない理由と、正しい目標の設定方法について解説します。
本記事の要約まとめ
- 1日の金額や件数を目標にして稼働すると効率が悪い
- 効率的に稼ぐなら時間を目標にするのがひとつの方法
- さらに効率化するなら、日によって稼働時間を調整する
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配達の件数や金額を目標にしてはいけない理由
業務委託契約のフードデリバリーでは、その報酬は配達1件ごとに金額が決まる歩合制になっています。
ですから、配達の件数や金額を1日の目標として決めている人が多くいます。
「1日5,000円を目指そう」
「今日は10件でやめておこう」
配達の経験者なら身に覚えがあるよね!
目標を設定して稼働すること自体は、モチベーションアップになるので悪いことではありません。
しかし、1日の金額や件数を目標にして稼働すると、効率面で大きなデメリットがあることを理解しておきましょう。
金額を目標にすることのデメリット
たとえば、1日5,000円稼ぐことを目標にして、目標額に達したら帰れるものとします。
その日の調子によって稼げる金額が違うので、早く帰れる日があれば、予想外に帰るのが遅くなることもあります。
こういった方法で稼働すると、以下のようなデメリットがあります。
金額を目標にするデメリット
デメリット1:リクエストが少ない日に長時間の稼働になる
デメリット2:リクエストが多く稼げる日に短時間の稼働になる
これがなぜ悪いのか、ピンとこないようであれば、魚釣りを想像してみてください。
上の例は、魚が釣れない日に長時間ねばって、魚がたくさん釣れる日に早く切り上げるのと同じです。
これって、時間がもったいないうえに疲れますよね。
配達の件数を目標にした場合も、まったく同じことがいえます。
稼げるときに稼ぐのが合理的
それではどうすれば効率的に楽に稼ぐことができるでしょうか。
答えはかんたん。上に挙げた方法の反対の行動をとることです。
つまり、リクエストが多い日に長く稼働し、リクエストが少ない日は早めに切り上げることです。
実際にどれくらい違うのか、具体例で確認してみよう!
- 1日の金額や件数を目標にして稼働すると効率が悪い
- 効率的に稼ぐなら時間を目標にするのがひとつの方法
稼働時間を目標にして週単位で計画する
「金額を目標にする場合」と「時間を目標にする場合」の違いについて、具体例を用いて説明します。
以下のような前提とします。
前提条件
- 合計で2日間の稼働をする。
- 1日目は時給1,000円ペース、2日目は時給2,000円ペースで稼げるものとする
ケース1.金額を目標にした場合
1日10,000円を目標にした場合は、合計15時間の稼働で20,000円の売り上げです。
売り上げの内訳
1日目:時給1,000円ペースx10時間 = 10,000円
2日目:時給2,000円ペースx 5時間 = 10,000円
ケース2.時間を目標にした場合
1日7.5時間を目標にした場合は、合計15時間で22,500円 の売り上げになります。
売り上げの内訳
1日目:時給1,000円ペースx7.5時間 = 7,500円
2日目:時給2,000円ペースx7.5時間 = 15,000円
少し極端な例で説明しましたが、単純に金額目標から時間目標に変えただけで、売り上げが10%以上も改善しました。
繰り返しますが、「金額を目標にする」ことは多くの配達パートナーがやっています。
しかし、効率が悪い働きかたであることは上の計算を見ても明らかです。
ケース3.稼働時間を目標にしつつ、日によって調整する
上の例では、1日の稼働目標を7.5時間として計算しましたが、もっと効率化をしたいのであれば、1日の稼働時間に強弱をつけるのもOKです。
具体的に書くと、1日目は稼働している途中で調子が悪いと気が付くはずなので、6.5時間で早めに切り上げます。2日目は「今日は調子がいいな」と感じたら長めに8.5時間の稼働をします。
そうすれば、同じ15時間の稼働にもかかわらず、23,500円の売り上げになります。
売り上げの内訳
1日目:時給1,000円ペースx6.5時間 = 6,500円
2日目:時給2,000円ペースx8.5時間 = 17,000円
このように、目標設定を変えるだけで効率的に楽に稼ぐことができるようになります。
納得してもらえたら嬉しいです!
- さらに効率化するなら、日によって稼働時間を調整するのがベスト
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まとめ
本記事では、金額や件数を目標にしてはいけない理由と、正しい目標の設定方法について解説しました。
考えてみれば当たり前のことでも、気がつかないこともあるものです。
長く配達を続けるために、楽に効率的に稼働することを意識してみてはどうでしょうか。
- 1日の金額や件数を目標にして稼働すると効率が悪い
- 効率的に稼ぐなら時間を目標にするのがひとつの方法
- さらに効率化するなら、日によって稼働時間を調整する
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