フードデリバリーをはじめたばかりのときは、待機場所を選ぶのに迷ったりするのがふつうです。
「どこで待機すればいいの?」
「公園とかコンビニがいいの?」
といった疑問をもつのではないでしょうか。
売り上げアップするためには、待機場所選びはとても重要です。
フードデリバリーの待機場所選びは、釣りに似ているよ!
フードデリバリーは、「釣り」によく似ています。
魚を釣る腕があっても魚がいない場所では釣れませんよね。
売り上げを増やすためには、リクエストが受けやすい待機場所を見つける必要があるのです。
本記事では、売り上げアップをするための待機場所の選び方について解説します。
本記事の要約まとめ
- 待機場所を選ぶときは、目的をハッキリさせる
- 最適な待機場所は、いろいろな条件によって変わってくる
- 待機場所を選ぶには、情報の収集と根拠のある考え方が大切
- 配達結果のデータを収集・分析してフィードバックする
▼売り上げアップのためのアイテム特集
タップできる目次
待機場所を選ぶ目的を明確にする
ほかのフードデリバリー系のブログ記事を見ていると、待機場所として「公園」「コンビニ」「自宅」などがおすすめされています。
もし、「楽に待機したい」という目的であれば、自宅やコンビニを選ぶのもありでしょうが、売り上げアップを目指すのであれば、待機場所の選び方としては間違っています。
どうすれば売り上げアップができるのか、どうすればリクエストを増やせるのかという観点で待機場所を選ぶべきです。
目的がハッキリすると行動や戦略も決まってくるよ!
つまり、待機場所を選ぶときの目的を明確にすれば、場所を選ぶときの目の付け所や考え方もハッキリしてくるわけです。
本記事では、待機場所を選ぶときの目的を「売り上げアップ」として、選び方について解説していきます。
- 待機場所を選ぶときは、目的をハッキリさせる(本記事では売り上げアップ)
最適な待機場所はひとによって違う
最適な待機場所は、ひと・エリア・時間・車両・天候・キャンペーンなどいろいろな条件によって変わってきます。
したがって、「マクドナルドの近くがいい」「駅の西口がいい」といった口コミ情報は、役に立つこともあれば、役に立たないこともあるわけです。
ですから自分に合った待機場所は、その日の条件に応じて柔軟にきめる必要があります。
- 最適な待機場所は、いろいろな条件によって変わってくる
- 待機場所を選ぶには、情報の収集と根拠のある考え方が大切
お待たせしました。
ここから場所選びの方法について説明します。
売り上げをアップする待機場所の選び方
待機場所の選び方について説明します。
基本は人気のレストランの近くで待機する
あたりまえですが、待機場所を選ぶときの基本は「人気のレストランがたくさんあるエリア」です。
配達リクエストは、レストランの近くにいるパートナーにオファーされるので、注文が多く入るレストランの密集エリアで待機するのは当然ですね。
しかし、ライバルの配達パートナーも同じことを考えています。
ほかのライバルが持っていない情報をつかって、根拠に基づいた場所選びをするのが売り上げアップには必要になります。
場所選びの具体的な方法について、これから掘り下げていくよ!
ピーク(インセンティブ)が発生するエリアで待機する
ピークが発生するエリアは、いつも決まっています。
ピークが発生するエリアの「ど真ん中」は、待機場所の有力な候補になります。
ピークエリア内で待機するメリットは、以下の2つです。
- ピークが発生していれば、インセンティブがもらえる
- ピークが発生していなくても、配達パートナーが不足しやすい
配達アプリでのピークの例
下のマップの赤いシミ(左画像)がピークが発生しているエリアです。
ピークエリアのより中心部(右画像)で待機場所を探しましょう。
ほかの配達パートナーの裏をかこうとして、あえてピークエリアの外で待機するのは逆効果です。
キャンペーン中のレストランの近くで待機する
フードデリバリーは、注文者向けのお得なキャンペーンをしていますよね。
キャンペーン期間中は、そのレストランの注文数は大幅に増えますが、配達パートナーの中にはあまりキャンペーンを意識していないひともいます。
ですから、配達に出かけるときは事前にキャンペーン情報をチェックしておいて、その日の待機場所を決めるのがよいでしょう。
注文アプリや公式のSNSを見れば、そのときに開催中のキャンペーン情報を確認することができます。
マクドナルドの送料無料キャンペーンを意識するひとは多いけど、それ以外のお店のキャンペーンは案外スルーされがちなので、ねらい目になります。
牛丼とかガストのキャンペーンなんかがおすすめ。
時間帯別に需要を予測して場所を変える
時間ごとにレストランの注文数の変化を予測して、待機場所を変えましょう。
たとえば、以下のような作戦をたてます。
時間帯別の待機場所の例
- 9時~11時はスターバックスなどのカフェが多いエリア
- 11時~13時は短時間に集中して注文が入るオフィスエリア
- 13時以降はインセンティブが付きやすい駅周辺
そこに住んでいる人たちが、そのときに何を注文したいと考えているのかを想像するのがポイントです。
注文者の気持ちになって想像しよう!
加盟店の営業時間によって場所を変える
待機場所を選ぶときは、加盟レストランの営業時間も考慮すべきです。
たとえば、朝・昼・夜などの時間帯によって、営業しているレストランの数は全然違ってきます。
とくに、「8時ころの早朝」や「22時以降の深夜帯」に稼働する場合は、営業中のレストランの数がかなり限られてくるので注意が必要です。
自分の配達エリアの時間帯別のレストラン数を把握してますか?
あなたは自分の配達エリアのレストランの営業時間を把握しているでしょうか。
そういった情報を収集するのに役に立つのが「Uber Eats加盟店マップ」です。
加盟レストランのマップを利用すると、下のマップのように「時間帯ごとに営業中のレストラン」を調べることができます。
Uber Eats 加盟店マップ
加盟店マップは、いろいろな条件でマップをフィルタすることができます。
時間帯でフィルタしたもの(左)とレストラン名「スタバ」でフィルタしたもの(右)。
これを見れば時間帯別の戦略が立てやすくなるね!
待機場所選びのフィードバック
最適な待機場所は、エリアや時間帯によって全く違うものになってきます。
したがって、「公園がいいとか」「マックの近くがいい」といったことは、あるひとには当てはまるかもしれませんが、ほかのひとには当てはまらないこともあります。
だからこそ、自分にあった最適な待機場所を工夫しながら探す必要があるのです。
そのためには、以下のようにフィードバックを繰り返して改善していくのが有効です。
改善のためのフィードバックサイクル
- 仮説を立てて計画する
- 計画にしたがって配達する
- 結果を振り返って分析する
- 改善案を考える
実際の配達データを収集・分析するために必要なことは、「配達条件を揃える」ことが重要になってきます。
たとえば、待機場所を変えて効果を測定したいのであれば、それ以外の時間帯・曜日・天候といった条件はなるべく揃えた状態で稼働して、データを比較するようにします。
また、データの収集や分析には、スマホアプリが利用できるので、勘ではなく定量的なデータとして確認するようにしましょう。
▼データ収集・分析に役立つアプリ
- 配達結果のデータを収集・分析してフィードバックする
待機方法のバリエーションはいろいろある
本記事では、あえて待機場所と言わず「待機方法」と言いますが、待機方法には以下のようなバリエーションがあります。
待機方法のバリエーション
待機する方法はいろいろあります。
- 路地裏
- 公園
- コンビニのイートイン
- 自宅
ぶっちゃけ、待機する方法はどうでもいいです。
リクエストを受けられる場所の近くにあるところなら、路地裏だろうが公園のベンチだろうがどこでも構わないです。
くどいようですが、売り上げアップを目的とするならば、公園ありきで待機場所を選ぶのは間違いであって、リクエストが受けやすそうな場所を探したときに、その近くに公園があれば利用するのもアリということです。
▼確定申告の始め方についてはこちら
まとめ
本記事では、売り上げアップをするための待機場所の選び方について解説しました。
ライバルの配達パートナーをだしぬいて、一歩先を行く配達パートナーを目指しましょう。
- 待機場所を選ぶときは、目的をハッキリさせる
- 最適な待機場所は、いろいろな条件によって変わってくる
- 待機場所を選ぶには、情報の収集と根拠のある考え方が大切
- 配達結果のデータを収集・分析してフィードバックする
▼配達のコツはこちらのまとめ記事をご覧ください。